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ニッポンの中小企業こそMoonshotを!

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こんにちは、加藤です。
 
先日、弊社代表の小島が、経営計画を通して中小企業の成長をサポートする会計事務
所による団体「あんしん経営をサポートする会」の代表幹事に就任いたしました! 
 
弊社でも、まずお客様に受講をオススメしている、1日で中期経営計画を策定するセミナー「将軍の日」を運営している団体です!
 
会社の現在の立ち位置と進むべき道を考える良質な機会を提供できるよう、我々スタッフも全力で取り組んで参りますので、どうぞよろしくお願いいたします!
 
ところで、中期経営計画の概念や効果を説明する際に「ロケット理論」と言われるものが取り上げられます。将軍の日においても説明されるものですが、
 
人類はなぜ月に行けたのか? を説明するものです。 
 
これに対するこたえとして、
 
「月に行こう」という明確な願望・目的意識をもち、
 
「月に行くためにはどうすればよいか」という具体的な方法を考案・実践し、
 
「月に向かう途中の軌道の確認・修正をする」という現在値と目標値の差の確認・
差を埋めるための改善活動
 
を適切に行っていたからだと言われています。
 
企業の中期経営計画策定においても、このロケット理論の考えが親和性が高いとされています。
 
現状の延長線上に未来を描くのではなく、ありたい未来、あるべき未来をまず明確にして、そこから逆算してロードマップを描き、進んでいる途中で立ち位置を確認し、
ズレがあれば修正する、、、そんな考え方です。
 
 
さて、最近読んだ本「Moonshot!」の中にもこれに通ずるものが書いてありましたので、ここでご紹介したいと思います。
 
Moonshot! は、ペプシコーラやアップルなどのCEOを歴任したジョン・スカリー氏の著書で、タイトルはその名の通り「月への打ち上げ」です。
 
ムーンショットという言葉が初めて出たのは、1961年のジョン・F・ケネディの演説だったらしいのですが、その時の言葉通り1969年に人類初の月面到達を実現しました。
 
この時から、米国では多くの学生を刺激し、工学、数学、科学の人気が高まったと言われています。
 
そして、今世界中から多くの革新的な事業が立ち上がる場所、シリコンバレーにおいて「それまでの流れを変える破壊的なイノベーションをもたらビジネス」をムーンショットと呼ぶようになったそうです。
 
書籍では、世界を変えるビジネス「ムーンショット」となる事業はどのようにつくればいいのかが語られています。詳しくは読んでいただければと思いますが、この中で印象に残った文章(この本においても引用されていますが)を紹介します。
 
グーグルのアストロ・テラー氏が雑誌に寄稿したもので
 
❝多くの場合、10%良いものをつくるより、10倍良いものを作るほうが簡単だ。10%良いものをつくろうとすれば、どうしても今あるツールや前提をもとに取り組むことになる…10倍良いものを目指せば、勇気と想像力に頼らざるを得ない。そういう取り組みをしたからこそ、比喩的な意味だけでなく、文字通り人類は月に行けた。目標を高くすれば情熱が生まれる。直感に反するけれど、最も困難な目標のほうが達成しやすい❞

 

 
じっくり読んでみてください。ムーンショットは、先に述べたロケット理論にワクワクを加えた考え方だと私は考えています。
 
また、具体的な方法論として、逆算プランニングの重要性が書かれています。
ご興味のある方は是非ご一読を。
 
私たちは、経営者、特に中小企業の創業者の皆様はとても個性的で、想いが強く、周囲を巻き込みながら、世の中をより良くしていける方々ばかりだと日々の仕事を通じて実感しています。
 
世界を変えるとはいかないまでも、関わる人々や社会、環境をより良くしている価値を生み出しているからこそ、事業が存続しているのだと信じています。
 
是非ピンときた方は、中期経営計画セミナー「将軍の日」に参加してみてください! きっと多くの気づきが得られるはずです!
 
お読みいただきありがとうございました。